Windows7やWindows8からWindows10にアップグレードした場合ではなく、新規でWindows10をインストールしたPCからNASにアクセスしようとすると
とエラーが表示されてアクセス出来ない場合の対処を紹介します。
NASにアクセス出来なくなった状況
Windows7や8からWindows10にアップグレードした状態だとアクセス出来ていたのに、再インストールを行い新規でWindows10を入れた場合にアクセス出来なくなりました。
NASのIPアドレス(¥¥192.168.1.xx)をエクスプローラに打ち込んでも同様のエラー(エラーを特定できません 0x80004005)でアクセス出来ない状況になりました。
Windows10新規インストール後でマザーボードのドライバをインストールした状態で他に何も入れていない状態でもエラーを特定できません 0x80004005でアクセス不可でした。
Windowsファイアウォールや共有周りの設定もデフォルトのままでした。
その他のWindowsのPCでファイル共有しているフォルダにはアクセス出来ていました。
NASにはその他のPCからはアクセス出来ましたので、故障ではなさそうです。
エラー0x80004005でアクセス出来ない原因は?
共有している側(NAS)がSMBv1になっている場合に発生するようです。
Windows 10 Fall Creators Update と Windows Server バージョン 1709 以降のバージョンの
既定でSMBv1はインストールされないため、アクセス出来ずエラーが出るようです。
NAS側でSMBv2に対応して入れば良いのですが、最新ファームウェアを適用しても変わらないので、そこはサポートされないようです。
マイクロソフトで詳細が載っています。
Windows10でエラー0x80004005を回避してアクセスできるようにするには
- コントロールパネルを開きます。
- プログラムと機能を開きます
- 「Windowsの機能の有効化または無効化」という文字列をクリック
- 「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」の「+」をクリック
- 「SMB 1.0/CIFSクライアント」をチェック
- 「OK」で閉じてPCを再起動
以上でSMBv1が有効になり、アクセス出来るようになります。
ですがSMBv1は脆弱性等があって無効になっているので、できれば共有側でSMBv2を有効にする方が安全です。
とはいえ、NAS等が古くてファームウェアも新しいものが提供されていないと買い換えるか、SMBv1を有効にするしかないので悩みどころではありますね。
最も深刻な脆弱性が悪用された場合、攻撃者が特別に細工されたメッセージを Microsoft Server Message Block 1.0 (SMBv1) サーバーに送信すると、リモートでコードが実行される可能性があります。
マイクロソフトセキュリティ情報 MS17-010
コメント
おかげさまで、問題解決できました。ありがとうございました。
匿名さん
こんにちは、コメントありがとうございます!
お役に立てて嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
SMB1は一時期世界を震撼させたWannaCryというランサムウェアの脆弱性になっているのであまり有効にしないほうが良いです。
コメントありがとうございます。
そうですよね、文末でも触れていますが脆弱性を悪用した攻撃を受ける可能性があるのでSMBv1を有効にして使い続けるというのは避けるべきですよね!