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アマチュア無線局免許(開局)電子申請の手順を紹介!

アマチュア無線開局申請 無線
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せっかくアマチュア無線従事者免許を取ったので開局もしてみたくなり

今回は手頃な価格の144/430MHz帯ハンディー機ICOM IC-T10を購入して

総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite」で電子申請したので

その手順や流れなどを紹介します。

あくまで私が申請した際の手順の紹介ですので、ご自身に当てはまるかどうか

など正確性の確認はご自身でお願いします。

 

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初めての電子申請の場合はまず新規ユーザ登録

これまでに電子申請でアマチュア無線局開設の申請をしたことがない場合は、

まず新規ユーザ登録を行う必要があります。

新規ユーザ登録を行うにはアマチュア無線従事者免許が必要なので、従事者免許が手元に届いて

からでないとユーザ登録ができません。

総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite」を開いて、手順2の「新規ユーザ登録」を

クリックします。

電子申請新規ユーザ登録

電子申請新規ユーザ登録

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

「はい(登録へ進む)」→「同意する(登録へ進む)」をクリックして「個人」か「社団」を

選択します。

自分1人で使う無線局なので「個人」で進めます。

申請者情報

申請者情報

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

 

氏名・住所・電話番号・生年月日・無線従事者免許証の番号を入力します。

アマチュア無線局開設/未開設の別はこれまでに紙で申請して既に無線局を開設していて

これから電子申請しようとする場合は「開設済」を、完全に初めて無線局を開設する

場合は「未開設」を選択します。

連絡先のメールアドレスは、お知らせや申請の進捗、納付の案内などが届くので確実に

受信できるメールアドレスを入力します。

お知らせメールのメール配信を希望する希望しないを選択して「次へ」をクリックします。

ユーザ情報入力

ユーザ情報入力

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

 

入力内容の確認画面が表示されるので、内容を確認して間違いがなければ「送信」を

クリックして完了です。

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

 

1週間前後で総合通信局からユーザ名やパスワードを記載した「ユーザID通知書」はがきが

郵便で届きます。

ユーザID通知書

謎の萌えキャラ?が印刷されているのですぐにわかりますw

 

いよいよアマチュア無線局の開局申請

申請にあたり、用意するもの

  • ユーザID通知書(はがき)
  • 従事者免許
  • 申請する無線機本体(技適番号が必要なため)
  • 無線機の説明書
  • 送信機系統図のPDFファイル(紙のマニュアルに記載されていますのでスキャンなどで)

 

ユーザID通知ハガキが届いたらハガキに記載されているユーザ名と初期パスワードを使って

総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite」にログインします。

手順3の「申請・届出」をクリックします。

開局申請

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

 

ログイン

届いたユーザID通知書に記載されているユーザIDとパスワードを入力してログインします。

ログイン

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

 

パスワード変更画面

初めてのログインの場合はパスワード変更画面が出ますので、初期パスワードから

好みの文字列のパスワードに変更を行ってください。

 

従事者免許の確認

必要な免許はお手元にありますか?と確認が出ますので、従事者免許を用意して

「はい(登録へ進む)」をクリックします。

免許確認

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

 

申請開始

申請開始の画面が表示されるので、

1.申請手続きについて、当てはまるものを選択してください。のところは

「新たに申請手続きを開始します。」にチェックを入れ

2.入力方法を選択してください。のところは

「必要事項の全てを最初から入力」をクリックします。

申請開始

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

 

申請書

申請書の入力画面が表示されるので入力していきます。

宛先⇒管轄する総合通信局を選択します。

1申請者

登録済みユーザ情報を自動入力」のボタンをクリックすると自動で入力されます。

※自動入力されない場合は手動で入力します。

2電波法第5条に規定する欠格事由⇒無 ※電波法違反で取消処分を受けた場合などは「有」

3免許に関する事項

最大有効期間(5年)で申請する場合は特に入力などは必要ないです。

4電波利用料

アマチュア無線の場合は年間300円の電波利用料を収める必要がありますが、

毎年納付するのが面倒なので免許期間(5年分)を前納することができます。

前納する場合は「電波利用料の前納の申出の有無」の欄の

「電波利用料の前納を申し出る場合はチェックしてください」にチェックを入れます。

その下の欄で〇年分の前納をするというようなこともできますが、5年分でも1500円なので

一括で前納するほうが面倒ではないと思います。

5申請の内容に関する連絡先

1の申請者と同じ場合は「申請者情報から自動入力」ボタンをクリックします。

電子メールアドレスは入力されないので手動で入力します。

申請者と異なる場合は手動で入力します。

ここまで入力したら「次へ」をクリックします。

申請書入力

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

 

事項書及び工事設計書

4住所5氏名または名称及び代表者氏名は自動で入力されていますので、

間違いがなければそのままで大丈夫です。

6工事落成の予定期日については技適のある機器のみを使用する場合は不要です。

7無線従事者免許証の番号はアマチュア無線の従事者免許証に記載がある記号番号を入力します。

11無線設備の設置場所又は常置場所は申請者住所と同じ場合は申請者情報から自動入力ボタンを

クリックすると自動で入力されます。

12移動範囲については申請するのが50ワット以下の無線機であれば

「移動する(陸上、海上及び上空)」にチェックでよいと思います。

13電波の型式並びに希望する周波数及び空中線電力については無線機に付属の説明書を参照します

IC-T10の場合は付属の簡易マニュアルのP.23からになります。

ICOM IC-T10簡易マニュアルダウンロード

希望する周波数帯は144Mhz430MHzにチェックを入れます。

電波の型式はどちらも4VFにチェックを入れます。

空中線電力は5wと入力します。

15備考はこれまでに無線局を開設していた場合なので、新規に開設する場合は

入力不要です。

16工事設計書右側の「工事設計書編集」の下の「追加」をクリックします。

「添付図面」の欄の「送信機系統図を添付する場合はチェックした上で、「添付書類」欄より

当該図面を添付してください。」にチェックを入れます。

事項書及び工事設計書

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

 

工事設計情報入力

装置の種別の第□送信機は、初めての場合は1でよいと思います。

適合表示無線設備の使用は技適番号の記載がある無線機であれば「適合表示無線設備を使用する」

にチェックを入れます。IC-T10はもちろん技適番号が本体に記載されているのでチェックします。

適合表示無線設備の番号は無線機に記載されている技適番号を入力します。

IC-T10の場合は電池パックを外した本体側のシールに記載されています。

IC-T10の技適番号は002-210019です。

無線機のメーカー、機種によって異なりますので使用する無線機のものを確認してください。

技適番号を入力したら「技適番号等チェック」ボタンをクリックしてポップアップで

「入力された番号が存在することを確認しました。」と表示されるのを確認します。

発射可能な電波の型式及び周波数の範囲については左端の「選択」を2つチェックを入れます。

「希望する周波数帯」で1行目は144MHzを選択し、2行目は430MHzを選択します。

144MHzを選択した行の「占有周波数帯域幅」に144Mと入力して「電波の型式」はF2Dを入力、

右側の「占有周波数帯幅」は先ほどと同様に144Mと入力して「電波の型式」はF3Eを入力します。

430MHzの行に行き、「占有周波数帯域幅」に430Mと入力して「電波の型式」はF2Dを入力、

右側の「占有周波数帯幅」は先ほどと同様に430Mと入力して「電波の型式」はF3Eを入力します。

添付書類の欄の右側の「添付書類編集」の「追加」をクリックして、あらかじめ用意した

「送信機系統図」のファイルを選択して添付します。

IC-T10の送信機系統図は本体に付属の紙マニュアルに記載がありますが、ICOMからダウンロード

できるPDFファイルには記載はありませんのでご注意ください。

完了したら「設定」をクリックします。

工事設計情報入力

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

 

申請手数料等

空中線電力の欄に使用する無線機の出力を入力します。

IC-T10の場合は5wなので5と入力します。

「手数料自動計算」をクリックすると申請手数料が自動で計算されます。

手数料は2900円となっています。

免許状受取方法は希望の方法を選択します。

私は返信用封筒別送にしました。

総合通信局に近くにお住まいだと窓口受領が郵送料もかからないので良いですが、

離れているとそうもいかないですよね。

普通郵便で返信用封筒送るのが一番安価ですが、追跡等できないですし、紛失も困るので

配達記録付や簡易書留にするか、レターパックを使うのが良いと思います。

ちなみに、返信用封筒を送付するタイミングは総合通信局で申請書の審査が終了した旨の

メールが届いた時となります。

次へをクリックします。

申請手数料等

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

 

内容確認

内容確認の画面が表示されますので、申請書の内容について誤りがないか確認してください。

誤りがなければ「次へ」をクリックします。

 

保存・送信

入力内容を保存するか、送信するかの画面が出ますので、

送信の下の「事前チェック」をお勧めします。

機械的にチェックして見つかるような誤りであればここで発見できるので、

実際に申請書送信して人の目で確認してから誤りを発見→補正となるよりも速いので。

問題なければ「送信」をクリックすると総合通信局に申請書が送信されます。

総合通信局に申請書が到達しましたらメールが届きます。

保存・送信

(出典:総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite

 

申請手数料納付

申請書が総合通信局に到達してから数日後に手数料納付のメールが届きますので支払います。

電子納付となっていますので、メールに記載のアドレスから支払いに必要な次の情報を確認します。

ペイジー納付情報(収納機関番号、納付番号、確認番号)

ネットバンキングかペイジーに対応した金融機関のATMなどから支払いします。

 

申請審査終了

申請書に不備や問題が無ければ手数料納付から数日程度後に審査終了のメールが届きます。

免許状の受け取り方法を「返信用封筒別送」を選んだ場合はこのタイミングで総合通信局の

アマチュア無線担当の部署へ送付します。

返信用封筒の送付方法についてはこちらを参照

自分の場合は申請書送信~審査終了まで10日でした。

 

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